歯科技工士の仕事
歯科医療には必ず必要な人材があります。
それは歯科技工士です。
歯医者が虫歯になったところを削った後、ガムのような材料や石膏を使って歯の模型をつくり、その上に銀歯や入れ歯をつくる仕事です。
最近では最先端の歯科治療として、CADCAMや口腔内スキャナーを使用したインプラントや審美歯科などの治療を取り入れる技工所が増えていき、歯科技工士の働き方に変化がおきています。
デジタル化出来ないといわれていた歯科技工士の仕事ですが、今、大きな転換期にきています。
ここでは、みんなの歯を治療するためになくてはならない歯科技工士の仕事内容についてお話しします。


歯科技工の精度の高さ
歯科技工士の製作する詰めものやかぶせものは、インレー、クラウン、ブリッジ、義歯、インプラントなど多岐にわたります。
歯医者さんが虫歯の部分を削り落として、その上にしっかりはまるものをつくるのですが、その精度はミクロン単位での微調整が必要です。
たとえば、直径1ミリの箱の上に直径0.9ミリの箱をかぶせてもはいりません。
また、口の中は非常に敏感な感覚器官です。
口の中に髪の毛が入っていたらわかりますよね。髪の毛の太さは0.1ミリ以下です。
そんな口の中に入れるわけですから、どれだけ精度が高くないといけないか分かっていただけるでしょうか。
また、削った歯と詰め物、かぶせものの間にすき間があったら、その間に細菌が入って、それが虫歯の原因になってしまうので、すき間の無いものをつくらないといけません。
ただし、しっかりと精度の高いものが口の中に入れば、再びしっかり噛めるようになって、食事も楽しめるようになります。
歯科技工と審美歯科、インプラント
また、良く耳にする審美歯科ですが、例えば前歯を治療するときは、隣のはと全く同じ形と色を再現しないといけないので、非常に難しく、きちんと再現できるようになるには、歯科技工士専門学校を卒業した後、さらに専門的な知識を得るために勉強を続けていかなければいけません。
セラミックの治療をする際は、歯科技工士が歯医者での治療に立ち会い、写真を撮り、それをみながら同じ色をつくります。
また、インプラントも、他の補綴物以上に知識と精度の求められるものです。
とても手間のかかる工程で製作されるのですが、常に勉強している技工士さんが製作したものが口に入れば、どこが虫歯だったのか分からないくらい綺麗に再現出来ているので、感激しますよ!!
補綴物を製作する歯科技工士は歯科医療にかかせない存在
虫歯の治療に必要な詰め物やかぶせものを製作する歯科技工士は歯科医療にはなくてはならない存在です!
実際に非常に精度の高いものを製作しているので、就職してからすぐに実践に写るのは非常に難しいのですが、きちんと勉強していけば、よく噛めて、どこを治療したのか分からないような歯をつくることが出来ます。
そういった技工士のつくったきれいな歯が口に入れば、ストレスのない生活を送れるようになります。
みなさんも虫歯になったときは審美歯科を選択してはいかがでしょうか。
きっと素晴らしい歯に出会えて感激するはずです。
今は歯科用のCADCAMが急速に普及しているので、
ジルコニアが原材料の歯もつくれるようになりました。
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